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浪速八百八橋-淀屋橋-

2014年6月27日 金曜日
みなさんこんにちは。
本日はお待たせしました、浪速八百八橋のコーナーです。
意外と知られていない有名なあの橋、この橋の歴史をご紹介するこのコーナー。
本日は大阪といえばこの橋を一番に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

淀屋橋です。

名前の由来は江戸時代の豪商「淀屋」が私財を投じて建設したことにちなんでいるそうです。
この淀屋、江戸時代に米市を中心にたくさんの事業を行い、
大阪で一番繁栄していた豪商だと言われています。
大阪が「天下の台所」と言われることに一役も二役も買っていました。

さて、米が経済の中心と言われながらも、それほど明確なる基準もなく決められていた米価を
量・質・価格の混乱を防ぐため、全国の相場の基準となる米市を開いたのが淀屋でした。
そしてこの米市を中之島で開き、中之島に渡るために土佐堀に淀屋橋をかけました。
このころ、全国の市場で約500万石の米が取引されていましたが、
その4割にあたる200万石が大阪で取引されていました。
そして中之島には米市のための米蔵屋敷が135棟もあったそうです。

現在の淀屋橋は昭和10年の第一次都市計画の際に耐震耐火構造に改築されたものです。
今もなお、大阪の経済の中心にいるこの橋は、
毎日自転車6万台、人口7万人が通行する重要な橋となっています。

「天下の台所」大阪を感じられる歴史ある橋でした。

ではでは、次回の「浪速八百八橋」をお楽しみに♪